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初めての猫との暮らし・暮らしてみた現状

Posted on 25 December 2018.

この記事は、猫 Advent Calendar 2018 の 25 日目の記事です。 ちょうど猫とくらしはじめたところ tuxedocat さんの記事をみたので書いてみることにしました。 以下では、福岡市内に住むニンゲンが初めて猫と暮らすまでにやったこと・猫とのくらし現状と今後について書いています。

1. うちの猫たち

まずは、うちの猫たちを紹介したいと思います。

ぎん (オス・5 カ月)

5 ヶ月のオス、サバトラです。好奇心旺盛でやんちゃだけど実は怖がり。かわいい。 2 ~ 3 ヶ月のころにとあるマンションのそばでうずくまっているところを保護されました。 ニンゲンの膝の上が好き。

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このは (メス・4 ヶ月)

4 ヶ月のメス、三毛トラ (?) です。おとなしいけど、自分からぎんにじゃれに行ったりします。かわいい。 こちらも同じくらいの時期に保護されました。 甘えたい時にはンミャーンミャーと鳴きながら寄ってきて、ニンゲンの手で膝にのせるとおしゃぶりを開始します。

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2. ひきとるまでの経緯

過去の記事を振り返ってみると、2016 年くらいには猫と暮らしたいという記述があります。 すくなくともその頃には猫との暮らしについて考えていたようです。 その後、2017 年は特に何もなく、ちょうど 2018 年にオフィスの所在がかわるなどの機会にあわせて準備をはじめていきました。 実際に、ぎんとこのはの二匹をひきとるまでにやったことは以下の通りです。

  • 猫と暮らせる物件に引越し
  • 猫について基本的な知識をつける
  • 里親募集中の保護猫カフェで里親面談・猫えらび
  • 猫たちの生活をささえるモノの選定・購入、かかりつけの病院選び

猫と暮らせる物件に引越し

現在住んでいる福岡市内は、選択肢が限られていてなかなか大変でした (どこもそうなのかもしれませんが)。 まず物件の絶対数が少ない上に、ニンゲンの都合もあわせると本当に一握りです。 これは、ペット可物件が全体からすると少ないのはもちろんのこと、犬に対して猫が極端にゆるされていないという実情があるようです。 例えば、直前に住んでいた物件は、フロアによりペット可だったので物件内の引越をはじめは検討しようとしていましたが、 小型犬のみ可という残念な結果になっていました。

実際に福岡市内で猫とくらせる物件を探す場合、以下のサービス・サイトが役にたつかもしれません。

ふれんずについては、いわゆるおとり物件的な面での心配をしたくなかった・猫可で網羅的に調べられるのでよかったです。 一方 NEKOBEYA について、実際に決め手になることはなかった & メンテされてるかは不確かですが、掲載中の物件がまだ実在する限り猫可の可能性も高いはずです。

猫について基本的な知識をつける

実家には猫がいたりはしますが、顔を合わせるのもほぼ年数回あるかどうかのレベルで、猫と日常生活をおくるのははじめてでした。 実際は、猫と暮らしてみないとわからない部分が多い (猫もそれぞれ個性がありますし) とは感じてますが、読んだ書籍のうち特によかった三冊をあげておきます。

「猫を飼う前に読む本:猫専門医が教える」は、自分のように初めて猫と暮らす人にはぜひ読んで欲しい書籍です。 かわいい写真も交えつつも非常に読みやすく・わかりやすく簡潔にまず知っておきたいこと (餌やトイレ・爪切りなど日々のお世話、猫を迎えるまでに買っておきたいモノ、粗相などのトラブル、健康について) がざっと書かれていると思います。 二番目の「猫とさいごの日まで幸せに暮らす本」については、まだまだ先の話かもしれませんが、いずれくる時の心構え・サインを見逃さないために今のうちから読んでおきたかったので購入しました。 最後の「うちの猫がまた変なことしてる。」は漫画なのですが、猫たちとの生活あるある話が面白おかしく描かれていて、猫たちとの日常をイメージしやすいです。

里親募集中の保護猫カフェで里親面談・猫えらび

ぎん・このはともに、福岡市内のとある保護猫カフェから引き取りました。 はじめは一匹のつもりだったのですが、いずれ多頭飼いするなら小さいうちから引き取った方が良いだろうということで、 いきなり二匹でスタートとなりました。

喧嘩さえしなければ、一匹も二匹も特にしないといけないことは基本的に変わらないんじゃないかなと思っています (病気の際に隔離しないといけないケースはもちろんあると思いますが)。 経済面への影響 (とくに病院代) はもちろんありますが、「多頭飼いしたいけど、はじめては大変そう…」と思っている方は、実際に多頭飼いしている方の話を聞いてみると印象かわるかもしれません。 さて、具体的に引き取るまでに発生したイベントですが、以下の通りでした。

  1. 里親を募集している猫カフェに、里親になりたい意思を伝える
  2. 里親面談
  3. 猫選び
  4. 猫たちを自宅に迎えてのトライアル期間
  5. 正式譲渡

保護猫カフェでの里親面談について、場所によっては「男性不可」「独身不可」などの条件や過度な個人情報の要求などをされるケースもあるようです。 自分がお世話になった保護猫カフェではそんなことはなく、面談ののち室内環境を写真を共有してめでたく猫選びへと移りました (正直就活の面談より緊張しましたが…)。 一緒にくらしていく猫を決めるのには、なんだかんだ 2 週間ほどかかった記憶があります。子猫から成猫までどのこもかわいいので… ただ、二匹ならすでに仲の良いペア・仲良くなりやすい子猫のペアがよいとのことで、ちょうど保護されてきたぎん・このはに半ば一目惚れ的な形でトライアルすることに。 保護猫カフェの方と、部屋の写真やトライアル中の猫たちの様子を共有する際は、Google Photos がコメントのやりとりができて非常に便利でした。 たとえば、トライアル中の写真はこんな感じです。 トライアル期間で、ニンゲンが猫と暮らしていけるか・猫があたらしい場所でうまくやっていけるか・猫たちが仲良くやっていけるか (これは、引き取るニンゲンのほうとしても本当に受け入れられるかという意味もあるかと思います) をみたのち、正式譲渡となりました。 トライアル期間中、いわゆる猫風邪・猫カビを発症して、床に鼻水がとびちるわ耳の毛は抜けるわで、猫とのくらし初心者にはいきなりハードでしたが、 不幸中の幸いというか、食欲不振による強制給餌・初病院・点眼・投薬まで一気に体験できたのはむしろよかったのかもしれません (今後は健康でいてくれるのが一番ですが…)。

3. 猫たちの生活をささえるモノの選定・購入、かかりつけの病院選び

保護猫カフェの方と相談もしつつ、基本的に 猫を飼う前に読む本:猫専門医が教える にならって選定・購入していきました。

  • 猫用食器 (餌用 2 つと水飲み用 2 つ)
  • キャリー (ハードケース大 1 個・小 2 個)
  • 猫についての本 (先述)
  • トイレ (2 つ)
  • 餌・水
  • おやつ
  • 餌保存容器
  • 爪切り
  • おもちゃをいくつか
  • arlo

キャリーについては、いまのところまだ二匹とも小さいので、ハードケースの大きめのものを 1 つだけ使用しています。 ソフトなバッグだとファスナーを閉じる際にスルッと脱出したりして、病院に連れて行く際に大変という話もあるようです。 ただ、最近ぎんがどんどん大きくなってきた (2018/12/25 時点で 2.65 kg と順調に成長中) ので、二匹ともケースにいれて手でもつのはなかなか大変になってきたため、別のキャリーを選定中。 トイレは、toletta を予約していましたが、残念ながら延期で間に合わなかったためニャンとも清潔トイレを使用中です。 しっかり消臭されるのと掃除もらくなのでなかなか良いですが、toletta さんが届き次第ゆるやかに移行していこうかなと思っています。 餌はピュリナ ワンを Dash ボタンから購入して、開封したら湿気から守るべく保存容器に保存していますが、 毎日もりもりたべてくれて嬉しい限りです。 水については、もともとニンゲンが飲んでいた南アルプスの天然水を猫用にも別途注文しています。 天然水シリーズにはいくつかあるので間違えそうですが、南アルプスの天然水は硬度も 30 とそこそこ低く・Dash ボタンからも購入できるためオススメできるかと思います (いまは奥大山の天然水も購入できるようですが)。 おやつは、ちゅ〜るはもちろんのこと (薬をあげるときにもとても助かりました…)、 フリーズドライ・ササミも細くちぎって餌にのせたり・ちょっとしたご褒美としてあげられて結構良い感じです。 arlo は出先から部屋の様子をみることができるカメラ・サービス・アプリです。 譲っていただいたものと自分で購入したものがあり、ニンゲン不在時に猫たちは何をしているのかウォッチするのに重宝してます。

病院については良し悪しもあると思うので、保護猫カフェの方や近場で猫を飼っている人にいくつか聞いて、評判はもちろんのこと、通いやすい場所にある病院に決めました。 例えば、うちの猫たちの場合は下のどちらかにお世話になっています。

一緒に暮らすニンゲンがどの病院にするかを決定しないといけないので、慎重に選びたいところです。 また、猫と暮らすために引越をする場合、事前に病院候補をさがしておくと良いかもしれません。

4. 現状

さて、ここまでが二匹の猫、ぎんとこのはを引き取るまでの話になります。残りは実際猫とくらしてみてどうなの?ということを書きたいと思います。

良かったこと

かわいい以外に書くことがない、いや、それで十分です。

  • Google Photos が猫で埋まる、かわいい
  • 突然膝に乗ってくる、かわいい
  • 腹が減ったぞとミャーミャーないてよってくる、かわいい
  • ただひたすらに、かわいい
  • 正直あげればきりがない、かわいい

困ったこと

かわいいけれど、いくつか困ったこともあります。

  • 掛け布団に粗相をされた
  • 猛威をふるう猫風邪
  • 手足にひっかき傷かふえる

粗相については、必ずする前後に掘る・埋めるモーションをしています。もこもこしてるのが砂のような感じなのでしょうか…? 対策としては、もし粗相されてしまったら即洗濯・ニオイノンノで消臭してます。 現在はニンゲン不在時の寝室進入は禁止してますが、正直一番日が当たる場所なので、なんとか開放してあげたい (とすると早くも引越ししかほぼないわけですが…)。

トライアル中の猫風邪もなかなかやっかいでした。子猫だったのもあったり・対応がおくれたりしてなかなか治らなかったのですよね (ニンゲンの問題ではありますが)。 単に食欲不振になるというのもあるとは思いますが、鼻が詰まるのも大きいのか、本当にご飯をまったくといっていいほど食べなくてかなり心配しました。 ひっかき傷はひどいものではないですが、まだまだ遊びたがりな時期なので足に飛びついてきたり、作業中に肩から手にむかって走り去っていったりした際に、薄めの服を着ていると貫通してやられます。 ただ、こちらはとくに痛くもないので問題はないですが。

5. 今後

この記事では、初めて猫と暮らす福岡市内に住むニンゲンが、いきなり多頭飼いをはじめるまで・はじめてみた感想についてありのままの様子を書きました。 今後も猫たちと楽しく暮らしていくために色々やっていこうかなと考えています。 例えば、下の三つです。

  • 引越し?ニンゲンと猫両方にとってより良い生活を目指したい
  • もう一匹追加…ぎんとこのはは仲こそいいけれど、ぎんの相手はこのはだと力不足かも?
  • キャットウォークを DIY する

最後に、この記事がこれから猫と暮らしたい人の参考に少しでも役に立てば幸いだと思う一方で、最終的に猫たちの生活に責任を持つのは飼い主ですので、ご自分でぜひとも何が正しいのか、他の方の意見も参考にしつつ判断していただきたいです。

では、それではみなさま猫たちとよい日常を!